BLと台湾と私と健やかな日々

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【gift(上) 白い獣の、聞こえぬ声の、見えない温度の、】 一ノ瀬ゆま 感想

 

おすすめ度★★★★★ 

※あたいの主観で勝手に格付けしてます

【あらすじ】

ボクシングジムの会長をしている父親を持つ宥(ゆたか)。

華々しい父との経歴とは違い、結果を出せず、その上ゲイである自身に引け目を感じていた。

そんなある日、路地裏で喧嘩をしていた美しい獣のような頸(けい)に出会い、ボクシングジムに勧誘する。

後日、素直に現れた頸の目的は『ボクシング』ではなく、『寮』を住処にすることだった。宥としては本気ではない人間を住まわせておくことを看過することはできない、そう告げると『ホモであることをばらす』と脅迫され、身体を要求される…。

しかし勁の言動はちぐはぐ…酷く無垢な一面が見え隠れして…。

【感想】

無垢系、情緒欠如、イケメン攻めキターーーーーー!!!

木原音瀬先生の『箱の中』もそうですが、この手の攻めにぎゅん氏…。セッ○ススキルが鬼で恋愛がハイハイレベルなのもいいですね。

ボクシングを続ける理由が宥に必要とされたい、宥にほめられたいというドッグスピリッツにも子宮を鷲掴みにされます。

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【gift(上)白い獣の、聞こえぬ声の、見えない温度の、】一ノ瀬ゆま

 

さらに!!勁はボクシングの才能が抜きんでており、宥はこれを神からの贈り物ーギフトーだ。と称する…。

ボクシングのスパークリングシーンではもう一つ画力がほしかったところかな、と。(絵は大変綺麗なので画力というより、パンチが決まるシーンなどの勉強かな?)

ついついこだわるのはあたいも武道経験者だからかもしれないですけどwww

そして今回一番不憫だったのは宥の元彼www

では恒例のポイントをおさらい

宥の元彼、真一が大変不憫だと感じたポイントぷーくすくす
  1. 宥は自身の性癖についてカミングアウトをしておらず、真一をボクシングジムに連れていくことさえしなかった。(別に周りに紹介しろって言ってるわけじゃないしさ…。そんなに俺が恥かよとまで言ってしまう真一)
  2. 路地に宥を引き込みキスだけしようとしたところ、喧嘩に巻き込まれてボコられる真一
  3. 勁が宥のスマホを取り上げて故意に通話中にしたことで行為の声をまるまんま聞かされた真一(ちなみに電話の向こうでは宥の心配をしている)
  4. 「待っていても連絡来ないから」とにこやかに宥に会いに来る(宥、自然消滅を狙った?www)そして宥を殴るのではなく、「やだやだってそんな言うならよ、ボクサーだろ、俺のこと殴れよ」とべそをかきそうになる真一
  5. 困っている宥を目撃したに突き飛ばされる真一

え…。文字に起こしたら真一すっっっっげぇ可哀相なやつじゃね…?

ってか健気攻めってこいつのこというんじゃね?ということに気付かされたあたい…。元来の性格の悪さからぷーくすくすとか書いてしまったけど、リアルに真一が出てきたら抱きすくめてやりたい。

ただ真一の何が残念って身長と顔wwwでもやってることと発言、実は主格になれるほどの優しさと切なさを兼ね合わせとるwww

これ漫画が違えば『せつなっ』とか『優しすぎる』、あまつさえ『すこ』とか言ってもらえるやつじゃね?

スピンオフ、次に出すなら真一の一択でしょ…。

好かれそうにない当て馬だったのにあたいの中でキーマンになる真一www

宥に振られたあとボロボロに傷ついた真一が優しい受けに出会う、もしくは受けに目覚める方向でよろしくお願い致しますWWW

(中)、(下)については引き続き感想を書いていきます➡