BLと台湾と私と健やかな日々

病める時も健やかなる時も、そばにいてくれたのはBL

花と蝶の関係性①【akabeko】

『蝶と花の関係性』akabeko先生

【あらすじ】

小・中・高と厳しい上下関係をたたき込まれた新入社員の花田。入社後厳しい扱きを受けるだろう、と覚悟を決めるも、先輩蝶野の緩さに唖然としていた。そして『飲まされるに違いない』と挑んだ新入社員の歓迎会でも肩透かし…。そんな心境を蝶野に告げると、気合が空回りするのも虚しいだろうとぐいぐい飲まされ、つぶれて持ち帰られる。苦しいなら吐け、と蝶野に無理やり嘔吐させられる花田。苦しいはずが花田の股間はえらいことに。

【感想】

二人の関係性は完璧で理想的。

花田は真性ドMで、ただただ蝶野に与えられる痛みを快感に変換する力を持っています。蝶野は攻め方、甘やかし方に思いやりと愛情を持っています。痛めつけて喜ぶのではなく、痛めつけることで相手を喜ばせようという優しいS。加虐性が強く、相手を痛めつけることに重きを置くSが多い中、蝶野のようなSは逸脱しています。その優しさは過去に受けた心の傷や腹に刻まれたタトゥがあったからこそのものだと思うと、こちらの子宮も鷲掴みにされた気分ですね。