BLと台湾と私と健やかな日々

病める時も健やかなる時も、そばにいてくれたのはBL

【歌舞伎町バッドトリップ】 汀えいじ 感想

【あらすじ】

『心が読める』そんな奇抜な特技を持つ美山徹は、その特技を生かして歌舞伎町のナンバーワンホストに上り詰めた。一見死角など無さそうな徹だが、『メンズモデル・陽川泉輝の熱狂的ファン』という誰にも漏らせない秘密があった。

暑い夏のある日、徹は偶然泉輝に出会い、結果的に食事の約束を取り付けることに成功した。

食事中、思わず読んでしまった泉輝の心の中は『徹に対する激えちで加虐的な妄想』で埋め尽くされていて…。

【感想】

一応『痛い系』というジャンルでくくられる作品ですが、痛い系好きな私に言わせればぬるいぬるい!!!!

でもこのぬるさが最高に良かった!!!

というのも通常この手の作品は

『受け側の男が(まだ目覚めてないが)究極の潜在ドM』という設定なのですが、徹(受け兼M)は痛いのが怖い、というようなドノーマル兼痛いの嫌いな設定から開始。

つまり泉輝(攻め兼S)は

徹のMレベルマイナスの状態から開発してプラスまでもっていかなければならない

という大変シビアな課題をたたきつけられるわけです。

これが非常にポイント高かった。

泉輝の優しさと愛情にごっそり心を持っていかれます。

泉輝の優しさ&愛情キュン氏ポイントおさらい
  1. 徹を愛するが故、自身の望むS○を封印しようとした
  2. 徹を気遣い、S○プレイは初級中の初級からのスタート(腐女としてはぬるすぎてあくびが出るレベル)
  3. 初回のS○プレイ後、興奮した表情ではなく、徹に嫌われなかったという安堵の表情
  4. ドSのくせに徹のことが可愛すぎて何もできなくなる
  5. 徹のことを考え力加減も出来る(自分の快楽より相手の快楽重視)

とこんだけそろってたらそりゃ世の腐女・腐男の心もがっちり鷲掴みです。

特に初めてのプレイの後、徹を抱きしめて礼を言うシーンに関しては、キュン氏レベルを超越。

f:id:blinochi:20201002172624j:image

歌舞伎町バッドトリップ 汀えいじ

 

ちなみに、画力も非常に高い先生なので視覚的にも楽しめます。

そして面白かったのは二人が終始主に敬語だったこと。

これも非常に効果的で、エッ○シーンでのみ、泉輝が徹に対して紳士な命令口調www

になるのですが、それがものすごく引き立ってました。

 

あ、余談ですけど読めない方が多いと思うので♡

汀えいじ先生の汀はなぎさと読むようですwwwww

これ調べるために30分ぐらい費やしたという溺愛ぶり笑笑笑

 

では汀えいじ先生が現在執筆中の『嫉妬は愛を曇らせる』のコミック化を待ちましょう!!!!