みなさんこんにちは。
今日ふと、見た夢を思い出すとかつての会社の先輩(♂・長身・イケメン)と並んで帰宅する夢でした。「今度はどこかへしけこもうぜ」みたいな会話もしていた気がしますが、肝心の濡れ場がなくて残念でなりません。
さて、今回は禁断の近親○姦、かつBLという二重三重のハンデを背負いつつも愛を貫き通した猛者達のご紹介です。
異母兄弟、異父兄弟ではなく、純兄弟にのみフォーカス!!
あいとまこと 森世先生
【あらすじ】
元彼の借金500万円を肩代わりすることとなった斗和(とわ)は借金返済のため、双子のイケメンと専属ペット契約を交わすことに。どちらがどちらなのか見分けさえつかない双子の誠司と愛司、そしてペットの斗和。奇妙な関係の三人は絶妙なバランスを保ちながら生活を始めます。しかし誠司と愛司が抱える過去と運命は徐々に三人のバランスを崩しはじめ…。
【感想】
森世先生の傑作!!オメガバース+兄弟+BL+3○!!!
禁断に禁断を上塗りしたような作品です。
双子の愛司と誠司の過去とお互いを思いやる気持ちや葛藤が非常に切ない上、ものすごく上手にオメガバースの要素も取り入れられています。(※オメガバースものは一歩間違えばただのビッ○本になりがちwww)
森世先生の作品では必ずと言っていいほど『痛い描写』も盛り込まれるのですが、今回もブレないその作風にガッツポーズが出たほどでした。双子で愛し合うというその倒錯した世界が『耽美』とさえ見て取れる、非常におすすめの作品!!
オメガバ、ブラ○ン、3○…どれかひとつでもぴんとくる方は満足なさること間違いなしです。
泥中の蓮 ためこう先生
【あらすじ】
もっとやれよ。もっとぐちゃぐちゃに、どろどろになって…そうしたら俺が一番優しく抱くよ 泥中の蓮 ためこうP178~179より引用
両親を早くに亡くした橘兄弟。兄元春は弟秋生を養うため、身体を売って生計を立てていた。秋生はそんな兄の前では優等生を装いつつ、兄に対する欲望をひた隠しにして生きてきた。細い糸を張り詰めるように、何とか均衡を保ってきた関係がぷつりと途切れる時、歪な執着愛はどこへたどり着くのか。
【感想】
二人だけの閉鎖的な世界が美しい作品。
BL作品には少ないのですが、作中伏線が張られており、ラストで小さな驚きが味わえます。
BL作品で多い義兄弟ものとは一線を引く、『実の兄弟』ということもあり、全体的に暗めのテイストで背徳感がのしかかってきます。
しかしそれ故に唯一無二の執着愛を見ることができる、秀逸な作品です。一部3人でいちゃこら描写も出てくるのですが、こういうのも悪くないな、と新しい世界が開けそうになって内心焦りを覚えました。
兄の忠告 朝田ねむい先生
【あらすじ】
母を亡くし、身寄りのないツヅキは悪友数人と美人局(つつもたせ)をして荒稼ぎする荒んだ生活を送っていた。
そんなツヅキの前に10年前に姿を消した兄だと名乗る男ハジメが現れる。ハジメはこんな生活はやめろ、と忠告するもツヅキは聞き入れず…。
【感想】
執着系兄弟愛とは打って変わり、こちらは兄弟の延長線上に芽生えた愛と言った感じです。背徳感に苛まれる、というような作品ではなく、好きだからちょっとちょっかい出しちゃったてへぺろ、ぐらいの軽い感じなのでニヤニヤしながら読み進めました。
巻末に掲載されている『兄の告白』ではちょっとしたじゃれあいがあれよ、あれよと読者が望む方向へ流れていってくれます。
表立ってべたべたする二人ではないのですが、『ツヅキのことが可愛くて仕方がなかったのだな』と見て取れる点がいくつも描写されてて、その度にドキドキしました。
そして!!!!!!!!!!!こちらの作品、本誌だけでは不完全燃焼なんです…。『ツヅキが入院中におけるハジメの看護』もたった一コマに圧縮されており、そこを見せろよ!と突っ込みたくなる始末でした(笑)
そこで…朝田先生様様!!崇め奉りたくなる勢いです!!
朝田先生、ブログでその『読者が見たかった部分』を無料公開なさっています。ブログから本誌、本誌からブログ…どちらでも構わないので是非、ご覧になってください!!
『兄の忠告』・『ブログ』で検索すれば拝めます。
ブラザーもの、如何でしたでしょうか!
苦手な方も中にはいらっしゃると思うのですが、苦手な方には苦手な理由を聞くのもまた一興です。
100人いれば100の癖がある!だからこそ平和にシェアできる人の作りと世の中に感謝ですねwww